こんにちは!小笠原諸島・父島で4回目のワーケーションをしてきました。これまでで一番長期で滞在してきたのですが(46日間)、その間にかかった費用をできる限り全て公開します!
今回のワーケーション記事について
・2022年9〜11月の45泊46日間(うち船中2泊)
・全て1人分の旅費
・旅行会社のパック等を使わず全て自己手配
小笠原諸島・父島での長期滞在にかかった全費用
ズバリ・・・
457,816円!!
自販機での買い物など、ご愛嬌程度の誤差はあるかと思いますが(笑)明細を公開しますね!
項目 | 金額 | 割合 |
---|---|---|
船代(往復2泊) | 59,620円 | 13.0% |
宿泊費(43泊) | 139,600円 | 30.5% |
飲食費 | 105,047円 | 22.9% |
内訳: 船内飲食 飲み会 カフェ その他(お弁当・商店・1人での外食など) | 内訳: (2,260円) (54,850円) (11,300円) (36,637円) | |
アクティビティツアー代 | 118,020円 | 25.8% |
内訳: ドルフィンスイム6回 ダイビング3回 パラセーリング1回 | 内訳: (66,500円) (46,520円) (5,000円) | |
レンタバイク・ガソリン代 | 19,411円 | 4.2% |
お土産 | 7,718円 | 1.7% |
洗濯 | 2,400円 | 0.5% |
荷物郵送(往復) | 4,360円 | 1.0% |
雑費 | 1,640円 | 0.4% |
内訳: 船室変更代 コピー代 | 内訳: (1,500円) (140円) | |
合計 | 457,816円 | 100% |
滞在期間が長いのでこれが高いと思うか安いと思うかは人によって違うと思います。滞在費の多くを占めたのは宿泊費と飲食費とツアー代でした。
おがさわら丸では一番安い「2等和室」を利用(約6万円)
小笠原に行くために必ず利用することになる「おがさわら丸」。船室の等級により値段が異なります。私は一番安価な「2等和室」を利用しました。時期により多少価格の上下がありますが、だいたいいつも往復6万円程度です。
おがさわら丸の予約はネット予約・電話予約が主な方法ですが、ネット予約の方が3〜5%割引(時期による)で購入できるのでおすすめです。また、ネット予約が満席でも電話予約なら可能な場合が結構あります。ネットで「×」印がついていても諦めずに小笠原海運に電話してみてくださいね!
一番多く割合を占めるのは宿泊費(約14万円)
やはり一般的な旅行と同様、宿泊費は一番大きな出費となりましたが、現地43泊で割ると1日あたり約3,300円程度と安く抑えることができました。
宿泊費を安く抑えることができた理由
1、ドミトリースタイルの宿を利用
2、長期割を利用
3、都民割を活用
私は今回2つの宿泊施設を利用しました。「小笠原ユースホステル」と「ホテルナインボール」です。
小笠原ユースホステル
父島には「小笠原ユースホステル」という宿泊施設があります。基本的にはドミトリースタイルで男女別の相部屋に宿泊する形です。
個室がない代わりに安価で宿泊でき、また宿泊客同士で交流できるスペースがあるのが特徴です(小笠原ユースホステルではそのスペースのことを”ミーティングルーム”と呼んでいます)。素泊まりでも食事付きでもどちらでも泊まることができます(コロナ禍以降、朝食は中止中)。
私は基本的に素泊まりで宿泊し、出港前日に開催されるパーティーだけ参加していました。料金などの詳細は小笠原ユースホステルの公式ホームページをご参照ください。
ホテルナインボール
ホテルナインボールは、個室のお部屋かコンドミニアム形式(アパートタイプ)の2種類の部屋がある宿泊施設です。コンドミニアム形式の方はキッチン・ユニットバス・洗濯機などが備え付けられている部屋で完全に個室内で生活が完結します。普通の1Rマンションの部屋のようです。
私が宿泊したのは個室のお部屋の方で、トイレ・シャワー・洗濯機が共同で、自由に使える電子レンジはありましたが、キッチンはありませんでした。
こちらに1ヶ月強宿泊したことで長期割を適用していただき、比較的安価に抑えることができました。自炊ができる部屋も魅力的でしたが、外食との比率を天秤にかけた際に外食費の方が安く抑えられると判断してやめました。共同のシャワーやトイレはきれいに整備されていて長期滞在していても特に気になるところはありませんでした(洗濯機の争奪戦だけいつも大変でしたが・・・笑)
料金などの詳細はホテルナインボールの公式ホームページをご参照ください。LINEでの問い合わせもでき、スムーズでよかったです。
しまぽを使って少しお得に泊まりました
東京諸島の加盟店で使える電子通貨「しまぽ」をご存じでしょうか? 東京都の助成により10,000円分の商品券を7,000円で購入できる離島限定のプレミアム商品券です。
私は上限フルフルの80,000円分を購入。小笠原ユースホステルもホテルナインボールもどちらも加盟店でしたので、実際の価格より24,000円の出費を抑えることができました。
2023年2月現在は全国旅行支援も使える宿泊施設もあるので、旅行前には使えるキャンペーンをしっかり調べて少しでもお得に旅行しましょう!しまぽの詳細はこちらから▶︎
想定以上に費用がかさんだツアー代金(約12万円)
海のアクティビティに10回参加!
比重が思ったよりも大きくなったのがツアー代金です。今回は海のツアーばかり参加しました。特にドルフィンスイムツアーに6回も参加したのは自分でも驚きです(笑)
小笠原に行ったらぜひ体験していただきたいアクティビティの一つがドルフィンスイムツアーです。イルカが小笠原諸島周辺海域に一年を通して生息しており、種類にもよりますが人馴れしたイルカたちが人間と遊んでくれます。
100%出会えるわけではなく、私が参加した6回のうちイルカと全く出会えなかった日もありました。その代わり朝から夕方までお腹いっぱいになるまでイルカ三昧だった日もあります。
回数を重ねるごとにお金を使いすぎかと少し不安にはなってきましたが、小笠原に長期滞在できるなかなかない機会、「このために来ているんだ」と思考を変えて可能な限り海に出て遊びました。そのおかげで筆舌に尽くし難い素晴らしい経験を何度もすることができました。
人によって大きく異なる飲食費(約11万円)
54,000円の飲み会代をどう見るか
飲食費は46日間(船中含む)で約11万円となりました。単純に割ると1日あたり約2,300円。普通に生活するよりはだいぶ多額になりました。
この11万円のうち半分程度を飲み会で使っています。お誘いいただけるのは大変嬉しいことで基本的に島で飲み会は断らないスタンス(笑)。日常生活では考えられないほど高頻度で外食・飲み会に参加していました。
小笠原に知り合いが増えた私にとって交際費は必要経費ですが、人によってはこの飲食費はもっと抑えられる部分かと思います。ただ、基本的に小笠原の飲食店の価格は内地より若干高いと思ってください。1人の夜は極力質素に抑えてバランスを取っていました。
カフェ代も比較的多くなりましたが、カフェで仕事をすることも多々あったためこちらも必要経費の一部です。
物価が高い小笠原・・・少しでも浮かせる工夫
小笠原はとにかく物価が高いです。例えば牛乳は1Lパックで350円以上、水は2Lで198〜260円もしました。1本230円もするバナナも買いました。
個人的には特に水に関して痛いと感じたので、事前にAmazonで6本セットを何箱か買って送っておけばよかったなと思いました。Amazonの配送は離島料金がかからない場合が多いです。それに気づいたのは滞在後半戦だったので、おとなしく島内の商店で毎回悔しい思いをしながら買っていました(笑)
レンタバイクは長期滞在者用料金でお得に(約20,000円)
小笠原ではレンタバイクでの移動が小回りが効くのでおすすめです。私は長期滞在者用に安く貸し出してくれるところでレンタルしました。
父島島内ではバイクをレンタルしている業者がいくつかありますが、長期滞在すればするほどお得な料金で貸し出してくれる場合が多いです。ガソリンは内地よりも高いですが、原付バイク程度だったら満タン入れても負担になるほどではありませんでした。
その他費用(お土産・荷物郵送・雑費)
お土産も人によって大きく異なる費用項目ですね。私は小笠原は6回目でこれまでに色々とお土産を買ったので、今回は本当に欲しいものだけを厳選して買いました。比較的安く済んだと思います。
荷物郵送は荷物が多い人におすすめ。私はダイビングバッグに、ダイビング器材以外にも色々と詰めて送っています。これでかなり行き帰りの荷物が楽になります。ちなみに離島だと配送料金が高くつきそうですが、ゆうパックだと離島追加料金がかからず、都内に送るのと同じ料金で郵送することができますよ!
雑費は本当に雑費ですね。ワーケーション、つまり仕事を持ってきているのでそれで発生したコピー料金がかかりました。おがさわら丸の船室変更は通常であれば必要のない料金でした。
日々の洗濯に毎回料金が発生してしまいますが、その分宿泊費を安く抑えられているのでしかたのない費用ですね。
ワーケーションにおすすめの小笠原!
長期割や各種割引を使ってお得に滞在しよう
46日間の長期滞在にかかった費用を公開しました! 移住を考えている方にも参考になったのではないでしょうか? 基本的に宿泊施設はWi-Fi設備が整っていますし、私が宿泊した施設以外にも、長期滞在者用の特別価格を設定している宿泊施設があります。
船が週に1便しかなく最低でも5泊6日が必要な小笠原は元々長期滞在者を受け入れる文化が根付いており、とても居心地良く長期滞在することができますよ。島に行く際には都民割や全国旅行支援、しまぽなど使える各種割引はしっかり調べて、上手に小笠原滞在を楽しんでくださいね。