小笠原へ行く人必見!おがさわら丸の船内を徹底解剖。24時間の船旅を快適に過ごすための情報満載

OGASAWARA

※この記事は2019年当時の内容ですが、2023年現在も同じ3代目おがさわら丸が運航していますので参考にしてみてくださいね!(コロナ禍により一部変更になっているものもあります)

こんにちは! arikoです。この記事を書いている今、おがさわら丸に乗っています。東京の南国・小笠原に行くには、唯一の交通手段であるこのおがさわら丸に乗船することになります。出港地である竹芝桟橋からの所要時間はなんと24時間! 丸一日かかります。長時間乗船になるのでなるべく快適に過ごしたいですよね。
今回はおがさわら丸の基本設備の情報と、船内を歩き回って調べた細かいあれこれをご紹介します。旅の準備の参考にしてみてください。

おがさわら丸でのお食事事情

おがさわら丸は東京・竹芝桟橋を11時に出航。そこから24時間乗船するので昼・夜・朝と、少なくとも3食はおがさわら丸船内で食事をとることになります。そこでまずは乗船中のお食事事情をご紹介します。

1.「レストランChichi-jima」で食べる

おがさわら丸には全134席の大きなレストランがあります。メニューは定番のカレーやラーメン、オムライス、ハンバーグ定食、唐揚げ定食など種類も豊富です。期間限定メニューもあり、私が乗船した時は刺身定食(1,800円)がありました。
価格感は、高速道路のサービスエリアと同じくらいです(800円~2,000円程度)。ランチとディナーではほぼメニューは同じ。朝食はメニューが替わり、お茶漬けなどがあります。

【レストランChichi-jima】
営業時間: (東京→小笠原の場合) 11:15〜13:30、17:30〜20:30、7:00〜8:30 場所:4階

2.「展望ラウンジHaha-jima」で食べる

7階建のおがさわら丸。最上階にあるラウンジでも食事をすることができます。売店では焼きそば、お茶漬け、肉まん、カレー、たこ焼き、おでん、ミネストローネや味噌汁などお祭りの屋台で出てきそうなメニューが豊富です。価格も300~800円ととてもリーズナブル。お酒も生ビール、黒ビール、日本酒、焼酎、ワイン、角ハイボールなどとかなり充実しています。
このラウンジは持ち込みでの食事も可能で、乗船客の憩いの場になっています。そのため、すぐそばで宴会が行われていることもしばしばです。昼過ぎ~夕方は混雑していますが、夜になると比較的空いています。

【展望ラウンジHaha-jima】
営業時間: (東京→小笠原の場合)12:00~21:00、7:00~10:00 場所:7階

3.船内の売店で購入して食べる

おがさわら丸船内に「ショップドルフィン」という売店があり、軽食やお菓子、おつまみなどを買うことができます。私が乗船した時は電子レンジで温めるタイプのグラタンやドリア、カップラーメンが売っていました。パンやおにぎりは売られていません。ここで購入したコーヒーが美味しかったのでおすすめです。小笠原のちょっとしたお土産も置いてあるので、買い忘れた場合はここでGETしてください。

【ショップドルフィン】
営業時間: (東京→小笠原の場合)出航後〜21:30、7:00〜10:00 (小笠原→東京の場合)出航後〜21:30、7:00〜13:50 場所:6階

4.船内の自動販売機で購入して食べる

おがさわら丸船内は自動販売機が充実しており、お茶やジュース、お酒に困ることはありません。カップラーメンも自動販売機で購入することができます。
ホットスナックのお食事系自動販売機もありますが、私が乗船した時には販売が中止されていました。そのほか、パンやスナック菓子の自動販売機もあります。

【自動販売機設置場所】
7階(ソフトドリンクのみ)、4階、3階

5.事前に購入して持ち込む(電子レンジ・お湯完備)

おがさわら丸船内は各階に給湯室があり、自由にお湯を使うことができます。電子レンジもあるので、事前に購入したものを温めて食べることも可能です。

【電子レンジ・給湯器設置場所】
電子レンジ:6階(ショップドルフィン内)、4階(自動販売機コーナー)
給湯器:7階、6階、4階(自動販売機コーナー)、3階(自動販売機コーナー)

おがさわら丸の客室は全部で6タイプ

リッチな完全個室は3タイプ

個室の客室は特等室(スイート)、特1等室(デラックス)、1等室(スタンダード)の3タイプ。いずれも快適なベッドが設置されていてまるでホテルのような内装です。価格は約5万~7万とお高め。繁忙期の7・8月はさらに価格が上がります。ですが、いずれも客室数が限られているため満室になるのも早いです。絶対に個室がいいという方は、予約が開始されたらすぐに予約をすることをおすすめします(予約は乗船日2ヶ月前から可能。ただし、GWやお盆期間などの一斉販売を除く)。

【完全個室タイプの客室】
●特等室(スイート):定員2名、全4部屋、キングサイズベッド1台、バストイレ完備、特等室専用のデッキあり(一般客立ち入り禁止)
●特1等室(デラックス):定員3名、全24部屋、シングルサイズベッド2台、バストイレ完備
●1等室(スタンダード):定員3名、全39部屋、シングルサイズベッド2台、バストイレは共有

半個室! 寝台が2タイプ

完全なる個室ではないですが、カーテンで仕切れる寝台タイプの客室が2タイプあります。特2等寝台(プレミアムベッド)と2等寝台(エコノミーベッド)の違いはテレビの有無と、特2等寝台の場合はしっかりとした扉で2名利用時にはプライバシーが保たれる点です。どちらもレディースルームがあるので、女性の方も安心ですね。

一番楽しい! 雑魚寝の和室タイプ

2等和室(エコノミー)が一番リーズナブルな客室です。和室という表記ですが、床はカーペット。10名前後での雑魚寝となります。用意されているのは敷きマットレスと掛け布団、枕です。仕切りがあるので、隣の人と顔が近くて不愉快…といった感じはありません。上部に一人一人荷物を置けるペースとフックがあるので、整理して荷物をおけば、わりと快適に過ごせます。
友人と行く際はもちろんのこと、ここでは同じ部屋になった人との交流も生まれて楽しいので、私は2等和室をおすすめします。小笠原へ行く前にはありがたい情報が得られますし、帰りの便では島で会った人との再会もしばしば。ここでのひと時が、小笠原旅行の思い出の1ページに加わりますよ!2等和室にはレディースルームファミリールームも用意されています。

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