海の中で”チンクイ”にやられました。かゆくてかゆくてしかたありません
先日、久しぶりに水着で海で泳いだら、海の中で皮膚を指すようなチクチクとした痛みを感じました。「やばそうだな」とは思いながらも数十分の間、海水浴を楽しんだのですが、数時間後から四肢のいたるところにブツブツと赤い斑点が(涙)そして徐々にかゆみが強くなってきました。
そう、“チンクイ”にやられたのです。刺されて2日目は夜中に起きてしまうほどの強いかゆみが・・・。かゆくてかゆくてたまらないので、その悔しさを形にしたいとチンクイについて調べたのでブログとしてまとめることにしました。
11月でもまだ水温が高い小笠原。写真の映えさも求め、調子乗ってビキニだけで泳いでしまったことでこんなことになるとは・・・。
“チンクイ”とは、カニやエビの幼生のこと
海が身近でない人は、クラゲ刺されに注意と聞いたことはあっても、“チンクイ”という生物を知らない人もいるのではないでしょうか。まずはチンクイについて簡単に説明します。
“チンクイ”とは、海中にいるカニやエビの幼生のことです。プランクトンの一種で総称して「ゾエア」とも呼ばれ、肉眼で見えるか見えないか程度の大きさです。
海中で人間と接触すると棘が刺さり、それがチクチクとした痛みとして皮膚を刺激します。意図的に刺してくるわけではないのですね。
かゆみが生じるのは、身体が刺された場所を治そうとする中で出す「ヒスタミン」が神経を刺激すためだそうです。
チンクイが多い季節と場所
チンクイが発生しやすいのは、水温が上がる夏から秋にかけてです。それは海中の栄養素が豊富になることと、エビやカニの繁殖が活発になるからとのこと。
チンクイが発生しやすい場所は、海の中の栄養素が豊富なところ(素人には分かりませんね)のほか、波打ち際、海面などが多いようです。これはチンクイがプランクトンの一種でありごく小さく、海を漂っているため、うねりなどで流されて溜まりやすいからです。
私の時も、沖の方ではなく海岸に近いところでチクチクされました
チンクイに刺された時の症状
刺される時はチクチク、ピリピリといった感じ。ただ、そのような痛みを感じない人もいるそうです。海から上がってから、皮膚がブツブツと赤くなっていることやかゆみで刺されたことに気づきます。
私の場合はすぐに症状は出ず、3時間程度経過してから赤いブツブツの存在に気づき、半日経過したくらいから一気に痒みが襲ってきました。
↓腕
↓ふくらはぎと太もも
(写真並べると気持ち悪くてすみません・・・)
四肢以外にも全身を刺されてしまいました。かゆみ止めを塗っていましたがそれでも全然収まらず、本当にかゆくてかゆくてしかたありませんでした。
冒頭にも書きましたが、刺されてから3日目の夜は、かゆくて夜中に起きてしまったほど(涙)
父島の診療所に行くか本気で悩むくらいの症状で悩まされました。(結局土日を挟んだので行けませんでしたが・・・)
ようやくかゆみが治まったのは、刺されてから5日後くらいでした。このブログを書いているのは刺されてから1週間後ですが、刺された跡はまだはっきりと残っています。
(追記:刺されて10日目でようやくほとんど傷跡も消えました!)
チンクイ予防法&刺された時の処置法
チンクイに刺されても、ほとんどの人は2週間程度でかゆみも刺された跡も消えるようです。
チンクイに刺されないための一番の対策法は、海の中での露出を減らすこと。ラッシュガードや海用レギンスなどをなるべく着用しましょう。肌が出ていなければ、チンクイ程度の生き物の棘は避けることができます。
刺されてしまった後にすぐにできる処置法としては、刺された箇所を流水で洗い流すことです。また、冷却すると多少かゆみが和らぎます。
家庭での処置は市販のかゆみ止めを塗って、あとはかゆみが引くのを待つしかありません。私は、虫刺されの際に絶大な信頼を置いている「ムヒアルファEX」を塗って耐えました。スースーする成分が含まれているため、それもかゆみを和らげてくれました。
もしも症状がひどい場合は、ステロイド含有の塗り薬や、場合によっては内服薬が必要になる場合もあるようです。掻きむしってしまうくらいならさっさと病院に行きましょう。
刺されたからといって体に大きな悪影響を及ぼすわけではないので焦る必要はありませんが、刺されると単純にテンションが下がります。チクチクする海にいるのが嫌になっちゃいます。
きちんと予防して、海遊びを楽しみましょう〜!
友達は流血するくらい掻きむしったそうです!余計に傷跡が残りやすくなるので気をつけましょ!