母島に3回訪れました!初めて行く人向けに母島の基本情報をお伝えします。
・日本一遠い島が気になる
・母島に行くことを検討している
・母島の観光名所を知りたい
離島難易度 ★★★★
日本一遠い島!?母島への行き方
まずは母島へのアクセス方法を説明します。
小笠原諸島・母島までのルート
竹芝桟橋ターミナル(東京・浜松町)→(24時間)小笠原諸島・父島→(2時間)母島
【船の所要時間】
合計26時間
母島へのアクセス方法は一つだけ! しかも週に1回しか行くチャンスがありません。
東京の浜松町にある竹芝桟橋ターミナルから、約週1で運航している「おがさわら丸」に乗って24時間。父島に到着後、「ははじま丸」に乗り換えて行きます。おがさわら丸とははじま丸は接続して運航しているため、もしもおがさわら丸が遅延した場合もははじま丸はそれに合わせて出発するので乗り遅れる心配はありません。
小笠原諸島・母島の規模、人口、移動手段
徒歩圏内にほとんど全ての施設が集結しています!
母島は集落が1つしかない小さな島です。人口は452人※で、父島の1/5以下。島民全員が顔見知りくらいの規模感です。学校は小学校と中学校がありますが、高校はありません。島の子どもたちの多くは父島にある小笠原高等学校に進学します。
宿泊施設は10数軒あります。飲食店は5軒程度と少なめ。商店は農協売店・漁協売店・前田商店という3つの店舗しかありません。
小笠原あるあるではありますが、曜日で営業日を決めておらず船の運航スケジュールに合わせて営業している場合が多く、毎日開いているわけではありません。旅行前に各店舗の営業時間を調べておくと安心ですよ!
※小笠原村役場ホームページより(2023/1/29現在)
島内移動はレンタバイクがおすすめ!
母島の移動はレンタバイクがあると便利です! レンタカーもありますが小回りが効くレンタバイクの方が島ではおすすめです。
母島は集落を抜けると急勾配の道が多いので、運転に慣れていない方は慎重に。小笠原ではレンタバイクを借りる際に「運転に慣れているか?」ということが聞かれることがよくあります。小さな島では、万が一転倒してケガをしてもすぐに適切な処置ができない可能性もあります。運転に慣れている場合のみ借りてくださいね。
交通手段がない人は島内ガイド依頼がおすすめ
母島に公共交通機関がないため、レンタバイクやレンタカーが運転できない場合は自力での行動範囲が徒歩圏内に限られてしまいます。でも、母島の観光名所は集落外にもたくさん!
そんな時には島内ガイドをお願いするのがおすすめです。
母島には10名ほどのガイドさんがおり、小笠原母島観光協会のホームページから各ガイドさんの情報や空き状況が確認できます。私はここで島内観光コースを設定しているガイドさんにお願いし、島内中を案内してもらいました。
島内観光コースのほか、南崎・小富士・乳房山・石門といった母島の代表的な観光スポットに特化したコースを設置しているガイドさんもいるので、希望と日程に合わせたガイドさんを選んで問い合わせてみるのもいいと思います!
私がガイドさんにお願いして島内観光を楽しんだ様子は小笠原村観光局のブログでご紹介しているのでぜひご参照下さい!
▼日帰りで楽しむ母島(前編)
▼日帰りで楽しむ母島(後編)
※以前は小笠原母島観光協会がガイドさんを紹介してくれましたが、現在は自分で各ガイドさんに問い合わせる必要があります。
3つ厳選!母島の見どころ
母島にはたくさんのおすすめ観光名所がありますが、ここでは私がおすすめスポットを3つだけ厳選してご紹介します。
小剣先山
小剣先山(しょうけんさきやま)は集落の中にある、標高112mほどの小山です。頂上からは集落を一望できます。眺望が最高なので母島に行ったら一度は登っていただきたい場所です。登山の所要時間は15分ほどですが、頂上付近の道は岩だらけでかなり急勾配なので、足元には注意が必要です。
鮫ヶ崎展望台
鮫ヶ崎展望台(さめがさきてんぼうだい)。ここも母島の代表的な観光スポットです。冬場(12〜5月頃)のザトウクジラのシーズンには絶好の観察ポイントになります。脇浜なぎさ公園を越えて、階段を登った先にあります。集落から徒歩で10分程度で行ける場所です。
脇浜なぎさ公園
母島で一番アクセスの良いビーチです。ははじま丸が入港する港から徒歩数分で到着します。集落内のビーチですが白くきれいな砂浜が美しく、ゆったりと海水浴を楽しめます。
石次郎海岸
集落から徒歩で行けるビーチは前浜とこの石次郎海岸の2つです。道路から階段を降りて行くのですが、三方を崖に囲まれたかなりプライベート感のあるビーチです。ビーチを独り占めしてゆっくり過ごしたい時におすすめの場所です。
南崎ロータリー
「都道最南端」が実感できる場所です。特に何があるという場所ではないのですが、看板が立っているので母島に来た記念の証明にマストで写真を撮りたい場所ですね。
東京最南端・日本一遠い母島へ!
乗船時間26時間もかかる島は日本にはほとんどないのではないでしょうか。ここが東京都ということを忘れてしまうくらい自然が豊かで静かな島です。時間ができたら行く場所の候補にぜひ母島を加えてみてくださいね!